N1文法⑥〜に至っては・〜や否や・〜ずにはおかない

N1

〜に至いたっては

接続:名詞+にいたっては

意味:特にひどい〜は、〜は特にひどくて
※〜を提示して、その中でも極端に〜と言うときに使う
※否定的なことでよく使う

例.今回のテストは全然できなくて、数学すうがくいたっては20点しか取れませんでした。
この国は治安ちあんが悪く、首都しゅといたっては歩いているだけでときどき銃声じゅうせいが聞こえてくる。
白川しらかわさんはゲームが好きで、週末に至っては1日20時間以上ゲームをしているぐらいだ。

〜や否や

接続:動詞 辞書形+や否や
(動詞 辞書形+や)もOK 

意味:〜すると同時に〜
※「前の文」と「後ろの文」が同時かほとんど間隔を開けずに起こること
※瞬間を表す動詞と一緒に使う、継続動詞とは使わない
例.ご飯を食べると同時に、テレビを見る。(×)
※硬い言い方

例.天気予報では晴れだったのに、玄関げんかんを出るや否や雨が降ってきた。
げきが終わるや否や、会場中で拍手はくしゅが起こった。
姉は彼氏とけんかしたらしく、電話を切るスマホを地面じめんにたたきつけた。

〜ずにはおかない/〜ないではおかない

接続:ない形(去ない)+ずにはおかない
※する→せず
「使役(さ)せずにはおかない」の形でもよく使う

意味:〜しなければ済まされない、必ず〜する、なる
※〜でないことを許さない、絶対に〜するという話者の強い気持ちを表す

例.近年きんねん異常気象いじょうきしょうが多く、環境問題かんきょうもんだいについて考えずにおかない
この大作たいさく映画は人を感動させずにおかない
兄弟をばかにされた。絶対にあやまらせずにはおかない

 

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