N1文法⑨〜と思いきや・〜つ、〜つ・〜の至りだ

N1

〜と思いきや

接続:普通形(な形、名詞 だ→×)+(か)と思いきや

意味:〜だと思ったら、実は〜だった
※予想したことと現実が違う結果になった
※すでに結果がでたことや、完了したことで使う
※少し書き言葉的、文学的な雰囲気もある

例.仕事で失敗しっぱいして、怒られると思いきや積極的せっきょくてきにチャレンジした結果だと褒められた。
きのうかぜをひいて早退そうたいした加藤さんが、今日も休むと思いきや、元気いっぱいで会社へ来た。
あした土曜日なので、家でゆっくり映画を見られると思いきや休日出勤きゅうじつしゅっきんたのまれた。

〜つ〜つ 

接続:動詞ます形(去ます)+つ、動詞ます形(去ます)+つ

意味:〜たり、〜たり
※正反対の意味を持つ動詞を使って、それが繰り返し行われることを表す
※「肯定と否定」、「ある動詞とその受け身」を繰り返すのもOK
※同じ時間帯の中で起こっている2つの動作のとき使う
例.日曜日は掃除をしつ、テレビを見つして過ごす(×)

例.佐藤さんと神木かみきさんは抜き抜かれで、学年1位の成績せいせきあらそっている。
赤ちゃんは泣き、笑い、家族をまわす。
経理部けいりぶのあさみと飲み、吐き、朝まで仕事の愚痴ぐちを言い合った。

〜の至いたりだ

接続:名詞+のいたりだ

意味:〜という最高の状態になった、最高に〜だ
※程度が極めて高い状態になった
※自分のことや、他のことの様子を表すときに使う
※少し書き言葉 ※「〜の極み」と意味が似ているが、
「〜の至りだ」のほうが丁寧で、ビジネス、謝罪するときは「〜の至りだ」を使い

例.彼は若気わかげの至り(極み×)で無免許むめんきょ運転でつかまってしまった。
私の不徳ふとくの至りで、このような事態じたいを引き起こしてしまい申し訳ございませんでした。
このようなしょうをいただき、感激かんげきの至りです。

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