N2文法⑧ 〜につき・〜かねる・〜に際して

〜につき

接続:名詞+につき

意味:〜のため、〜の理由で
※硬い書き言葉、ビジネスメールでもよく使われる

例.本日ほんじつのプログラムは満席まんせきにつき、受付うけつけを終了しゅうりょういたしました。
現在げんざい、工事中こうじちゅうにつき、通行つうこうできません。　
閉店へいてんにつき、店内てんない全品ぜんぴん半額はんがくセール中ちゅうです。

〜かねる

接続:ます形(去ます)+かねる

意味:否定、〜できないの意味
※とても硬い表現でビジネスの場面でよく使われる
※〜したくてもできない、〜したくても難しい 婉曲的な表現

例.申もうし訳わけございませんが、これ以上いじょうは安くできかねます。
論文ろんぶんが全然ぜんぜん書けないのを見かねて、友達がアドバイスをくれた。
私は責任者せきにんしゃではございませんので、その質問しつもんには答こたえかねます。

〜に際さいして

接続:動詞 辞書形+に際さいして、名詞+に際さいして

意味:〜する前に、〜する時に、〜に対して〜が必要
※硬い言い方
※〜という特別な機会に〜する

例.入院にゅういんに際さいして、医者からいくつかの注意ちゅうい事項じこうが説明された。
面接めんせつを受うけるに際さいして、事前じぜんに必要ひつようなことを調べておいてください。
会社を辞めるに際さいして、退職願たいしょくねがいを準備しておいた。